遺品整理とは、亡くなった方の葬儀などが終わり、それから落ち着いた時期に家族や親戚など故人に近い人たちが、故人が生前使用していた日用品・衣類・装飾品・趣味の道具など、大切な思い出が詰まった「遺品」の荷物整理や片付けをすることを指します。
遺品整理を行う際は、基本的に遺品を遺族で分け合う「形見分け」を行います。しかし、遺品整理の方法や手順が分からない理由でしたり、家族や親戚など故人に近い人たちの様々な事情やタイミングなどで遺品整理を行うことが出来ず、遺品整理専門業者に遺品整理を依頼するケースも非常に増えてきました。

遺品整理は家族や親戚など故人に近い人たちで行うケースが多いです。そのために遺品や遺産などを巡り、親族間トラブルも起こりやすく、実際に遺品整理や形見分けが原因で大きなトラブルになっている例もたくさんありますので、まずは遺品整理に着手する前に、必ず親族や家族に連絡を取ることをおススメします。

○親族や家族に連絡を取ったり遺言書の確認を行う

遺品整理に行う前に、まずは必ず家族や親戚連絡を取ったり遺言書の確認を行うことから始めると良いでしょう。

　「遺品整理のスケジュールを決める」
　「遺品整理を行う上でのリーダーを決める」
　「誰が遺品整理に参加するのか」

など決め事は意外に結構あったりしますので、しっかり遺品整理において決め事を確認しましょう。
また、遺品整理において故人が遺言書を残している場合は、遺言書に記載されている遺志にしたがって形見分けや財産像続を行う必要があります。もし、遺品整理をしている途中で封印されている遺言書が見つかった場合は開封してはならず、必ず家庭裁判所に持参し、相続人立ち会いの元に開封する必要があります。

遺言書については、勝手に開けたり・遺言書の中身の書き換え・破棄などの行為をすると罰金を科せられたり、相続の権利を失うことがありますので注意が必要となります。

○形見分けをするものを選んだり不必要なものは処分する

遺品整理において、故人が残された愛用品や趣味で使っていた道具、写真やアルバムに洋服や着物・装飾品などは故人の様々な思い出がたくさん残っているものです。まずは形見分けをするものを決定することから行うことが遺品整理において必要となります。

そして形見分けするものの選別を行ったら、形見分けの対象外となったもの、日常品や家具や生活家電などは処分していくことになります。新しいものや未使用なものなど、処分するにはもったいなく、まだ使用出来るものなどは不用品回収時に買取のご依頼をお願いしておくとスムーズに処分を進めることが出来ます。こちらも遺品整理を行う上での大きなポイントなります。

古い家具などは粗大ゴミとして処分することが可能ですが、家電リサイクル対象家電（テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機など）は粗大ゴミとして処分することが出来ませんので、必ず不用品回収業者にに引き取りを依頼する必要があります。